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抗真菌薬と冷水ケアの違い

日本では5人に1人が水虫を経験した事があると言われています。
水虫の原因である白癬菌は温度と湿度が高い場所を好む傾向にあるので、梅雨や夏場に高温多湿となる日本では、感染者数が多いと考えられます。
これだけ多くの方が発症している水虫ですので、古くから伝えられているもの、また新しく発見された民間療法が数多く存在しています。

その中の1つに挙げられるのが「冷水」でのケアです。
白癬菌は低い温度だと活動が抑えられると言われています。
実際、患部を冷水につけた事で痒みなどの症状が、緩和したという方も多いようです。
しかし、この民間療法はあくまで水虫の症状を緩和するだけであって、完治させる事はできません。
冷やされた白癬菌は活動が抑えられるだけなので、時間が経つと元に戻ってしまいます。
水虫に多く見られる強い痒みは、皮膚を冷やす事によって抑えられる為、冷水でのケアで水虫が治ったと勘違いする方が多いのでしょう。
1度、白癬菌に感染してしまうと、民間療法では治りません。
しっかり皮膚科で治療を受けるのが、完治までの近道です。

治療では抗真菌薬の外用薬を、用いるケースが多いようです。
抗真菌薬と冷水でのケアには、どのような違いがあるのでしょう。
冷水は白癬菌の活動を抑えるのみですが、抗真菌薬は直接、白癬菌に作用するという違いがあります。
抗真菌薬は白癬菌の細胞膜に作用して、殺菌する効果があるのです。
活動を抑えるのみの冷水に対し、殺菌作用のある抗真菌薬は水虫治療を効率的に進められます。
水虫の治療は早ければ早い程、功を奏すので皮膚の痒みやめくれ、ジュクジュク感や水疱といった水虫のような症状を感じたら、早めに皮膚科を受診しましょう。